兵庫県西宮市は新型コロナワクチン接種事業のコールセンター業務を委託した人材派遣会社大手の「パソナ」に対し、約4億5千万円の返還を求めることを発表しました。
パソナは本業務を大阪市の業者「エテル」に再委託していましたが、契約よりオペレーターを約４割少ない人数で運営した上、虚偽の報告をしていました。エテル社は大阪府吹田市、枚方市でも同様に虚偽報告しており、3市への過大請求額は総額で約10億8千万円に上るとみられます。
また、コールセンターには医療的な相談も受けつけるため、常時医療資格を持つ看護師などのオペレーターが最低1人必要だったものの、その契約も守られていないことがあったということです。
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