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ホテルなどのユニゾHDが民事再生。今年最大の倒産。

不動産やホテルを運営するユニゾホールディングスは、2023年4月26日に東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したことを明らかにしました。
同社は、旧日本興業銀行系の不動産会社である常和興産のビジネスホテル部門として、1977年に設立されました。その後2004年の常和興産グループの再編を経て、2009年に東証2部上場、2011年に1部指定となり、2015年には現商号に変更していました。
2019年には、エイチ・アイ・エスの株式公開買い付け(TOB)の対象となったものの、米投資ファンドのローンスターによる支援を受け、上場企業初となる従業員による買収(EBO)を実施し、2020年に上場廃止となりました。
しかし、ローンスターから借り入れた約2,000億円の買収資金の返済や、コロナ禍でのホテル事業の苦戦などにより、資金繰りが悪化し、償還期日を迎える100億円の社債償還原資の確保ができず、今回の措置となりました。
なお、負債は1262億円で、今年最大の倒産となります。
同日付で、日本産業推進機構グループとの間において、スポンサー支援にかかる基本合意を締結しており、今後は同グループの支援の下で再生を図る予定です。

https://www.unizo-hd.co.jp/news/PDF/doc1.pdf