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東葉高速鉄道が28年度にも資金ショートの可能性。

千葉県の東葉高速鉄道が、早くて2028年度にも資金ショートする可能性があると、DIAMOND onlineが報じています。

同社は千葉県八千代市と船橋市を通る東葉高速線を運営し、年間130億円以上の売上、年間33億円の営業利益を計上しているものの、建設時の巨額債務がいまだに尾を引いており、2356億円の長期債務の利払いだけで精一杯な状況が続いているためということです。

同社は1974年に当時の営団地下鉄により、免許の申請が行われたものの、用地買収などに時間がかかり、東葉高速鉄道が開業したのは1996年でした。工事の大幅な遅れが、当初955億円で見込んでいた建設費用が2948億円と、3倍強に増大する要因となり、今日の状況に至っています。

この様な状況から、2023年3月20日、東葉高速鉄道に出資する千葉県八千代市、船橋市は、国土交通省に対して、同社への「抜本的な支援策」を求める申し入れを行っています。

報道によると、埼玉高速鉄道が「事業再生ADR」を行ったように、東葉高速鉄道も何らかの具体策に踏み込む時期にきているのではないかということです。

https://diamond.jp/articles/-/322125