国内大手製塩会社がおよそ4年ぶりに家庭用食塩を値上げすることが明らかになりました。値上げを行うのは、伯方塩業と日本海水です。
いずれも輸入原料の調達コスト増加や、燃料代の高騰によるもので、伯方塩業は「伯方の塩」など全商品の希望小売価格を2023年7月ごろの出荷分から20~40円程度(約10%)、日本海水は2023年2月出荷分から1商品あたり15~40円(20%程度)値上げするということです。
食塩は製造時に、釜で煮詰めて水準を蒸発させますが、その際に使用する重油や石炭、天然ガスが高騰していること、天日塩の主産地であるメキシコとオーストラリアの人件費や設備に用いる鋼材価格の高騰していること、国内の包装資材や物流コストの高騰などが背景にあるということです。