2024年に予定している主な商業施設をまとめました。今年は島根県と岐阜県からも百貨店は無くなり、百貨店ゼロ県は山形県、徳島県に次いで4件になる見込みです。
・2024年1月14日閉店 一畑百貨店（島根県）
一畑電気鉄道グループの一畑百貨店は1958年に開業し、1998年にJR松江駅前に移転をし営業を続けてきました。しかし、郊外のショッピングモールなどに客足を奪われ、2002年には108億円あった売上高は2022年には43億円まで落ち込んでいました。一畑百貨店の閉店に伴い、島根県は百貨店ゼロ県となります。
・2024年1月31日閉店 名鉄百貨店一宮店（愛知県）
名古屋鉄道グループの名鉄百貨店一宮店は2000年に開業しましたが、近年は建物の老朽化や近隣商業施設との競争で売上が低迷し、ピークであった2003年度の112億円の売上は2022年には59億円まで低迷してました。
・2024年2月29日閉店 新所沢パルコ（埼玉県）
西武新宿線新所沢駅前に1983年に、パルコ館とレッツ館という2館構成で開業していましたが、周辺の商業施設との競争激化や、近隣への大型施設の出店計画により、今後は収益を拡大していくのは困難であるという判断により閉店が決定されました。
・2024年7月31日閉店 岐阜高島屋（岐阜県）
1977年に岐阜市柳ヶ瀬地区に開業し、ピークである1992年には250億円の売上を誇っていましたが、2023年には131億円まで売上が落ち込んでおり、2024年度も営業赤字の見通しでした。岐阜高島屋の閉店に伴い、岐阜県は百貨店ゼロ県となります。
