ジェネリック医薬品などを製造するニプロの子会社のニプロファーマが、医薬品複数品目の製造・試験を、国の承認と異なる手順で実施したとして、2023年2月24日、秋田県より業務改善命令を受けました。
同社の秋田県大館工場は2019年から2022年にかけて、医薬品の製造・品質試験を、国に承認された方法と異なる手順で実施したほか、一部の試験を行わなかったり、試験結果を偽って記録したりしていました。
不正のあった医薬品は病院などで使用されてい注射剤やテープ剤など42品目となり、県は同社に対し、原因究明や改善計画の提出などを求めています。
なお、これまでに健康被害の報告はなく、製品の品質に影響がないことから、自主回収は行わないということです。
https://www.nipro.co.jp/assets/document/newsrelease/230224.pdf
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