住宅大手の大和ハウス工業は2022年12月8日、同社が保有する大和リゾートの全株式などを、合同会社恵比寿リゾートに、2023年4月3日付けで売却することを決定したことを発表しました。
大和リゾートは日本国内で24カ所のホテルを運営していますが、施設の老朽化が課題であった中、コロナウイルスの影響で経営が悪化し、保有するホテルの稼働率は現在約66%にとどまっているということです。
大和ハウスは2022年5月に発表した第7次中期経営計画(令和4~8年度)において、「持続的成長モデルの構築」を実現するための重点テーマとして「ポートフォリオの最適化」を掲げており、その方針に沿っての今回のリゾートホテル事業の売却になります。
一方、大和ハウスは別のグループ会社が、ビジネスホテルを運営していますが、こちらについては、今後も運営を継続していくということです。