電機大手のパナソニックホールディングスは、連結子会社であるパナソニック液晶ディスプレイを解散し、特別清算開始の申立てを行うことを発表しました。
同社は2008年8月に前身であるIPSアルファテクノロジを連結子会社とし、2010年より姫路工場において、テレビ用・ICT用液晶パネルの生産を行い、同年10月に同社を設立し、事業を推進してきました。
その後、価格競争の激化などから車載、産業分野向けに注力市場を展開したものの、米中貿易摩擦などにより市況が悪化し、2019年11月に生産終了を決定。2023年3月末で事業活動を停止していました。
2023年度に入り、同社が所有する資産の処分、移管が完了する見込みとなったことから、今回の決議に至ったということです。