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マレリ 民事再生による再建目指す。ADRは不成立

経営再建中のマレリホールディングスは、2022年6月24日の債権者会議にて、事業再生ADR手続きが不成立となり、同日、東京地裁への民事再生法の適用申請を行い、再生手続き開始決定を受けました。
マレリは、元々はカルソニックカンセイとして日産自動車のグループ企業でしたが、2017年にKKRの傘下に入った後、KKR主導でイタリアの自動車部品メーカー、マニエッティ・マレリを買収し、売上高1兆円を超えるグローバルに展開する世界7位のメガサプライヤーとなっていました。
ただ、この時の買収資金が巨額債務だったことに加え、日産の販売不振、コロナウイルス、半導体不足などにより、業績不振に陥っていました。
負債総額は、1兆1856億円にのぼる見込みです。