新潟県の婦人服製造のモンエクセレが破産申請の準備に入ったことが明らかになりました。
同社は1969年に創業し1973年に法人化した縫製業者で、得意先から材料支給を受けて婦人服の高級プレタポルテを製作し、ワンピースやアンサンブル、各種コートなどを製造していました。
しかし、5億円台で推移していた売上高が、得意先からの受注減少などで、売上も減少していたことに加え、コロナウイルス感染拡大後は、事業環境がさらに厳しくなり、2022年4月期の売上高は約2億8,000万円まで落ち込んでいました。
また、同社が雇用調整助成金を2億8,341万円不正受給していたことも明らかになり、2023年7月28日付で従業員を解雇するなどして、生き残りを図りましたが、不正受給の返還見通しが立たないうえに、先行きの見通し難もあり、今回の事態となったということです。
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