中古車販売大手のビッグモータは、自動車保険金不正請求において、不適切な行為があったことが、特別調査委員会の調査にて明らかになりました。
報告書によると、同社は全国に33の整備工場を有していますが、そのすべての工場において事故車修理費用の水増し請求の疑義があったということです。
主な手口は、工場長などの指示に基づき、損傷のない車両のパネル部分に板金塗装を施し、修理費用を水増し請求するといったものでした。
同社は水増し請求の発覚当初、不正ではなく、過失によるものであると主張をしていたものの、今回の調査では、各工場に過度な営業ノルマ（粗利）をおわせ、現場の社員たちが水増し請求を行わざるを得なかった状況に陥らせていた側面があると断定し、半ば組織的な不正行為が明らかになりました。
同社によると、今回の事態を重く受け止め、再発防止を取り組み、企業体質の改善に努めていくということです。
https://www.bigmotor.co.jp/lib/news/news_list.php?id=690&page=
