ウェアラブルパワーアシストスーツの開発ベンチャーである、株式会社ATOUNは2022年9月7日、奈良地裁から特別清算開始決定を受けたことが明らかになりました。
同社はパナソニックの社内ベンチャー制度により発足し、主に荷役作業をサポートするウェアラブルパワーアシストスーツの研究開発、製造を手掛けていました。
このスーツを着用することで、従来2名で行っていた荷物の移動等の作業が1名で行うことができるなど、今後の需要拡大が期待されていました。
しかし、研究開発に対する先行投資が大きく赤字が続いた上、安価な類似商品も発売されたことで、販売量が伸び悩んでいました。
このような状況を受け、2022年4月30日の株主総会で決議がとられ、解散に至りました。
なお、負債総額は3億5457万円ということです。
