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第一三共が抗がん剤治験結果、改善を示せなかったことを発表。

製薬大手の第一三共は、同社とアストラゼネカが開発する非小細胞肺がん患者への治療薬「ダトポタマブ デルクステカン」の第3相臨床試験の結果、現在の標準治療である化学療法のドセタキセル投与群と比較し、初期の改善傾向が認められたものの、統計学的に有意な改善を示さなかったことを発表しました。
非小細胞肺がんは、毎年新たに100万人以上が診断されており、新たな治療の選択肢が必要とされている病気で、ダトポタマブ デルクステカンは、薬物をがん細胞内に直接届ける治療薬として、アストラゼネカと2020年に共同で開発、および商業化する契約を締結していました。
なお、現在進行中のActionable遺伝子変異のない非小細胞肺がん一次治療を対象とした「ダトポタマブ デルクステカン」と「ペムブロリズマブ」の併用療法に関する第3相臨床試験は、計画通り進めていくということです。

https://www.daiichisankyo.co.jp/files/news/pressrelease/pdf/202307/20230703_J.pdf