2022年9月26日、製薬大手の興和はコロナウイルス感染症患者を対象としたイベルメクチンの臨床試験の結果、統計的有意差が認められなかったことを発表しました。
イベルメクチンは2015年にノーベル医学生理学賞を受賞した大村氏の研究をもとにした抗寄生虫薬で人体への大きな副作用も見られないことから幅広く使用されていました。
これがコロナウイルスの不活化効果もあるのではないかと期待されていたものの、今回の臨床検査において、治療薬としての有効性を見いだすことはできませんでした。
今後、興和では詳細な分析を進め、学会や論文で公表する予定ということです。