ロレックスなど高級時計の個人間貸し借りを仲介するサービス「トケマッチ」を運営するネオリバースが2024年1月31日に解散しました。
トケマッチは高級時計を月額製でレンタルできるユーザーと、時計を預けて使用料を得ることができるオーナーをつなぐシェアリングエコノミーサービスとして2021年に運営を開始されました。
腕時計には同社の査定で5段階にランク分けされ、オーナーにはレンタル利用の有無にかかわらず、ランクに応じた使用量が毎月支払われていたということです。
ところが、2024年1月31日に同社はホームページ上で突然解散を発表。オーナーから借り受けた腕時計については「6カ月をめどに返却の発送手配をする」「返却が難しい場合は規約に基づき、損害賠償を支払う」などと一方的に通知し、今後は代理人がオーナーに個別に連絡するとしています。
同社の被害者の会によると、貸し出したものとシリアルナンバーが同一の腕時計が、ネットオークションに出品されていた事例が確認されたという情報があるなど、少なくとも730本(合計16億円相当)の腕時計が返却されていないということです。