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すすき牧場と関連会社、特別清算開始決定。負債総額およそ34億円。

東京商工リサーチによると、すすき牧場とその関連会社のPrairie Cattleは、2022年11月2日、福岡地裁より特別清算開始決定を受けました。
負債は、すすき牧場が32億3228万円、Pairie Cattleが1億8292万円で合計34億1520万円になります。


すすき牧場は1947年に創業した畜産業者で、一時は北海道にも進出し、1991年には保有頭数が7,000頭を超え、およそ44億円の売上をあげていました。
しかし、輸入自由化による安価な輸入肉との競争で、国産牛の価格が大幅に下落する中、2021年3月期には8億8862万円の債務超過に陥っていました。
こうした中、単独での再建は困難として、同業の神内ファーム二十一へ事業譲渡を決定していました。2021年11月、会社分割方式で事業を同社へ譲渡し、すすき牧場はは2022年3月31日、株主総会の決議により解散していました。