医療機器卸のジェミックが2022年11月7日東京地裁へ自己破産を申請しました。
2022年10月17日に民事再生を申請した、総合医業コンサルティングのアイテックの100％子会社として、1984年3月に同社は設立されました。
同社はアイテックの医療機器販売部門の位置づけで、病院や学校、研究所に、MRIやCT、人工呼吸器など幅広い品目を販売していました。2018年にはインドネシアに進出するなど、海外展開も行い、2022年3月期にはおよそ、120億円の売上規模にも至っていました。
親会社のアイテックの受注動向に左右される事業構造となっていた中、アイテックが民事再生を適用を申請したことで、急速に資金繰りが悪化。アイテックに連鎖する形で2022年10月31日に事業を停止し、自己破産の準備に入っていました。
負債はおよそ110億3400万円で、医療機器卸の倒産としては過去最大となる見込みであるということです。
