日本製紙は、秋田工場の洋紙生産を撤退するということが一部機関より報道されました。
洋紙需要が長期的に減少している中、石炭などの原燃料価格が高騰し、採算が悪化しているためです。
なお、秋田工場での生産能力は同社の洋紙生産能力の約3％（年間8万トン）であり、廃止する抄紙機には30名程度が従事しているということです。この従業員については、他の秋田地区での勤務を中心に移動を検討しており、解雇や削減は行わない方向です。
日本製紙は2023年3月期の連結営業損益は、同社が上場以来初の赤字となる見込みで、主要因である洋紙部門を中心に再編に取り組んでいました。
