全国の2022年第1四半期の電力各社の決算が出そろってきました。
それによると、2022年7月30日現在、全国9社の発表された決算のうち、7社が赤字であることが分かりました。
円安やロシアウクライナ戦争の影響でLNG(液化天然ガス)をはじめとする燃料調達コストが膨らんだことや、稼働していた原子力発電所が少なかったことが要因とみられています。
この影響はしばらく続くものとみられ、東北電力、東京電力、中部電力は電気料金の値上げを発表しています。
なお、関西電力や中国電力は、国が定める価格上限にすでに達しているため、現状ではこれ以上の値上げはできないということです。
国内最大手の東京電力ホールディングスは8月2日に決算を発表する見込みです。
企業名 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 |
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北海道電力 | 1760億 | 130億 | 127億 | 104億 |
東北電力 | 0.56兆 | -0.03兆 | -0.03兆 | -0.03兆 |
中部電力 | 7659億 | 414億 | 322億 | 205億 |
北陸電力 | 1636億 | -122億 | -124億 | -92.9億 |
関西電力 | 0.77兆 | -0.04兆 | -0.02兆 | -0.01兆 |
中国電力 | 3147億 | -291億 | -313億 | -267億 |
四国電力 | 1666億 | 28億 | 49億 | 22億 |
九州電力 | 4367億 | -466億 | -473億 | -348億 |
沖縄電力 | 2086億 | -413億 | -415億 | -317億 |